キャシフィーナは龍族の間で死病とされている結晶病にかかり、ウイルスの拡散を防ぐため閉じ込められていた。 結晶化の症状はキャシフィーナを常に痛めつけていたが、彼女の力を削ぐどころか、他の龍族をしのぐほどの鉄壁の防御力を得ることとなった。 陽にあたらない監禁された生活に耐えきれなくなった彼女は、群れを離れた。苦痛から逃れるため、龍族として生きるのをやめ、半龍族の姿で生活を送っている。 今ではキャシフィーナは世界中を浮浪し、命の火が尽きる前に生きる意味とは何か見つけ出そうとしている。